つれない姫。
つれない、けれどそれは決して機嫌の悪さなどではなく、
まるではぐらかす猫のような。
その距離感が、かえって惹きつけてしまう。
まなざしが、声が、ふとした沈黙が——もどかしい壁のように甘く阻む。
追えば追うほど、遠くで微笑むその姿に狂われされるかのよう。
ほんの一瞬、気まぐれに心の奥を見せるような瞳。
そのたび、息をのんでしまう。
突き放されるほど、もっともっと、と追い求めたくなる。
「また会いたい」と告げると、揺れながら笑った。ときめきつつ少し苦しくなる——そんな魔法。
「つれない姫」には、まだ誰も触れられない温度がある。
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―― ヒジ 🌙
